■ 3月の絵本 「 ぼく にげちゃうよ

 家を出てどこかに行きたくなった子うさぎは、「ぼくにげちゃうよ」と母さんうさぎに言いました。母さんうさぎは「どこまでもおいかける」とこたえると、子うさぎと母さんうさぎがいろいろなものに変身して登場。魚になったり、岩になったり・・・ うさぎの親子の会話を通して子うさぎの心の中の心情が描かれています。子うさぎと母さんうさぎの追いかけっこのような会話が微笑ましいとってもかわいらしいお話しです。
文 :マーガレット・W・ブラウン
絵 :クレメント・ハード 
訳 :いわた みみ

対象年齢:3~4歳

 

■ 2月の絵本 「 ブタヤマさんたらブタヤマさん

 ちょうちょうを追いかけるのに夢中のブタヤマさん。その背後に色々なモノが忍び寄るお話。オバケに巨大ハトに巨大セミ。巨大ネズミに巨大バッタに巨大魚。ところが、時々後ろを振り返ってみても、特に何も見当たらない。ふたたびちょうちょうを追いかける事に夢中になるブタヤマさんの背後に、また、巨大な影が。ときどき振り返っても、それが何かは分からない。何事もなかったかのように、ブタヤマさんの日々は続く。ハラハラドキドキワクワクするお話しです。

著者: 長 新太
出版: 文研出版
対象年齢:5~6歳


■ 1月の絵本 「 したきりすずめ

 じいさんは 、1羽のすずめを自分の子どものように可愛がっていました。名前は、「ちゅん」。ある日、じいさんが薪を取りに出かけている間、ばあさんがつくったのりをちゅんが食べてしまい、怒ったばあさんは、ちゅんの舌を切ってしまいました。ちゅんはどこかに行ってしまいました。それを知ったじいさんは、ちゅんに謝ろうと探しに行くお話しです。

再話: 石井 桃子
画:  赤羽 末吉
出版: 福音館書店
対象年齢:4歳~


■ 12月の絵本 「 ふらいぱんじいさん

 たまごを焼くことが大好きなふらいぱんじいさん。でもある日、新しい目玉焼き鍋に出番を奪われ、ゴキブリにアドバイスをもらい旅に出ることになりました。「そうだ、ひろい世の中に出れば、新しい世界でだれかがわしをまっているかもしれない」とわくわくするようなふらいぱんじいさんの冒険が始まるお話しです。

作:  神沢 利子
絵:  堀内 誠一
出版: あかね書房
対象年齢:6~7歳


■ 11月の絵本 「 ものぐさトミー

 電気じかけの家に住んでいるトミーは、朝ベッドから起きるのも、着替えをするのも食事をするのも 歯を磨くのもお風呂に入るのも服を着るのもすべて機械任せ。ところがある嵐の日に困ったことに停電になり、電気が止まってしまいました。冷蔵庫もテレビもエアコンも何もかも使えません。 さあ、大変!ものぐさトミーの生活はこれからどうなるのでしょう。

作・絵: ウィリアム・ペーン・デュ・ボア
訳:   松岡 亨子
出版: 岩波書店
対象年齢:5~6歳

 

■ 10月の絵本 「 ぼちぼちいこか

 主人公のカバくんが、消防士に始まり、船乗り、パイロット、バレリーナ、ピアニスト、カウボーイなどなど、次々といろんな職業に挑戦するけれど、上手くいかない事ばかり。「どうしたらええのんやろ」とハンモックに寝ころび思いついたこと、それはいったい何でしょう?ユーモアいっぱいのお話です。

作: マイク・セイラ―
絵: ロバート・グロスマン
訳: 今江 祥智
出版:偕成社
対象年齢:3・4才~

 

■ 9月の絵本 「 がまどん さるどん 」

 あるところにかえるのがまどんとさるのさるどんがおりました。 がまどんが拾った稲の穂をみてさるどんが米を育てだんごを作って食べることを提案しました。ふたりは米作りをはじめることに・・・ しかし、田植えも草取りも稲刈りも働くのは、いつもがまどんばかり。いよいよ餅をつくことになりました。 さて、一度も手伝うことがなかったさるどんと、一生懸命働いて米を作ったがまどん、二人は、おいしい団子を食べることができたのでしょうか?

作: 大江 和子
訳: 太田 大八
出版:童話館出版
対象年齢: 6才~7才


■ 8月の絵本 「 おきるじかんよ! 」

 寝起きの悪い主人公の男の子。 お母さんは、キスをしてみたり、足をくすぐったり、毛布をはいだり、何とか起こしたけれど・・・ また、お母さんを困らせようと布団に潜ってみたり、お母さんにコショコショされたりと、朝起きる時間にはじまり、朝食そして仕事や園に出かけるまでの親子の温かい雰囲気が伝わってくる絵本です。

作・絵:マリサビーナ・ルッソ
訳:  ほしかわ なつよ
出版: 童話館出版
対象年齢: 4才~5才


■ 7月の絵本 「 もぐらとずぼん 」

 土から出てきたモグラ君は、ポケットの付いた青いズボンを見つけました。そのズボンと同じズボンが欲しくて欲しくてたまりません。ズボンをつくるために走り回るもぐらくん。えびがに、よしきり、カエル、ハエ、こうのとり、はりねずみ、くも、くわがたむし、あり達・・・が青いズボンをつくるために力を貸してくれました。あまの花に教えてもらった通りにつくった青いズボンは素敵です。物をつくる喜びを教えてくれる絵本です。

文:  エドアルド・ペチシカ
絵:  ズデネック・ミレル
訳:  うちだ りさこ
出版: 童話館出版
対象年齢: 5才~6才

 

■ 6月の絵本 「 いっぽ、にほ 」

 小さな女の子とお母さんがいっぽ、にほ とゆっくり歩いていくたびに花やネコを一緒に見つけたり、空を飛ぶ鳥、美しい鐘の音など、女の子の目線に導かれながらいろんなものを発見し、何とも言えないすてきな時間を過ごす散歩の様子を描いたお話です。

文:  シャ―ロット・ゾロトウ
絵:  ロジャー・デュボ・アザレ
訳:  ほしかわ なつこ
出版: 童話館出版
対象年齢: 3才~4才


■ 5月の絵本 「 おはようのほん 」

 夜が明け、おつきさまがしずみます。おひさまがのぼりました。 小鳥や馬やりすなど次々と目覚めて活動を始めます。 そして、子ども達も1日が始まります。
 きょうは、なにをかんがえる? きょうは、なにしてあそぶ? 1日のはじまりにぴったりの1冊です。

作:  マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:   ジャン・シャロー
訳:  谷川 俊太郎
出版: 童話館出版
対象年齢: 5才~6才


■ 4月の絵本 「 わたしのおうち あなたのおうち 」

ここは○○のおうちでしょうか?
いいえちがいます。ここは○○のおうちです。
と、やり取りが繰り返され、穴からしっぽが見えたり、顔が半分見えたりなど、次々いろいろな動物のおうちが出てくる しかけ絵本です。
「ここは○○のおうちでしょうか?」と聞かれて、楽しんで答えたくなるお話しです。


作:  マウリーン・ロフィー
訳:   さがの 弥生
出版: 童話館出版
対象年齢: 1才~2才